当院が考えるインプラント治療
現在、歯を失われた多くの患者さまはインプラント治療を受けられています。これまで歯が抜けてしまった場合、残っている自然歯を削り犠牲にしブリッジや入れ歯治療の後、歯周病などの要因で周囲の歯を悪くするというサイクルは防ぐことの難しい状況でした。
近年では、歯科用マイクロスコープの導入により、「ご自身の歯をできる限り残す治療」をした上で、インプラントへ進んでいただいております。
インプラントは決して万能なものではありません。ご自身の歯(自然歯)には到底敵うものではないからです。
その中で、患者さまのお口の中の状態を精密な診査・診断を行い、あくまで「選択肢の一つ」としてインプラント治療を提案させていただきます。丁寧なカウンセリングを通じてインプラント治療への理解を深めていただき、ご納得いただいた上で、インプラント治療へと進んでいただけることを目指しております。
インプラント治療とは
インプラント治療は、さまざまな原因で歯を失った場合に、骨になじみやすい材料(通常はチタン)を顎に埋め込み、人工の歯を作る治療方法です。
この治療法は、入れ歯やブリッジとは異なり、周囲の健康な歯に負担をかけずに、自然な見た目と歯の機能を回復させるため、多くの利点があり、画期的な治療法として注目されています。
世界最大のインプラントメーカー「デンツプライ社」より
国内最多症例数を表彰され、国内唯一のダイヤモンドメンバーとして認定
インプラント
年間埋入実績
2,142本
2020年1月〜12月
当院のインプラント治療の特徴
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アストラテックインプラント
公認インストラクターが在籍 -
世界的に実績のある
インプラントシステムを採用 -
骨造成が必要な
難症例の方にも対応 -
ワンデイインプラントに対応
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時間をかけた
丁寧なカウンセリング -
充実した
インプラント治療設備
アストラテックインプラント公認
インストラクターが在籍
インプラント治療は、術前の適切な診断、手術の技術力、術後の人工歯の装着、そしてアフターケアにおいて、その成功が決まるため、医師の技術力・知識が非常に重要となる治療といえます。
当院には、世界最大手のインプラントメーカーである『デンツプライ社』の公認インストラクターが専属で在籍しており、インプラント手術を主導しています。
年間の手術実績、学会での症例発表、国内外での研修や勉強会への積極的な参加、そして若手医師の育成セミナーでの指導を経て、公認インストラクターの資格を獲得しており、さらに、アメリカの名門インディアナ大学の歯周インプラント科にて客員講師の称号も得ております。
骨が不足し骨増生が必要な方や、難症例の方にも対応しております。
他院でインプラント治療を断られた方も、諦めず当院にご相談ください。
世界的に実績のあるインプラントシステムを採用
当院では、世界最大の歯科インプラントメーカーである「デンツプライシロナ社」(アストラテック)と、世界シェアTOP3にランクインする「ノーベルバイオケア社」のインプラントシステムを採用しています。デンツプライシロナ社は、その信頼性で世界中で高く評価されており、一方の「ノーベルバイオケア社」は40年以上にわたる実績を持ち、その高い信頼性で知られています。
骨造成が必要な難症例の方にも対応
これまで、顎の骨が不十分、薄い、または痩せているとインプラントが適用できませんでした。しかし、最新の不足している骨を造成する骨再生技術を活用することで、これらの問題を克服し、インプラント治療が可能になりました。
<顎の骨が薄くなる原因>
顎の骨は、噛む動作によって刺激され、健康的な骨を保つのに役立ちます。しかし、年月が経つと、入れ歯や失われた歯によってこの刺激が不足し、歯槽骨(歯を支える骨)が吸収され、結果として顎の骨が次第に痩せていくことがあります。
■人工の骨を使って不足している骨を造成する治療
GBR(骨誘導再生)
骨を増やしたい部分をメンブレンと呼ばれる特殊な膜で覆い、骨を造成する治療方法です。
サイナスリフト(上顎洞底挙上術)
上顎の側面から穴を開け、上顎洞内の骨を取り除き、それから上顎洞の底部を持ち上げたスペースに、ご自身の骨または人工骨を移植します。
ソケットリフト(上顎洞底挙上術)
口腔内から専用の器具を使用し、上顎洞の底を押し上げてスペースを作り、そこに人工の骨補填材を填入し、インプラントを埋入する治療法です。
ワンデイインプラントに対応
通常のインプラント治療では、インプラントを埋め込んだ後、顎の骨とインプラントが結合するのに3〜6ヶ月かかり、仮歯を装着してから普通に食事を楽しむまでに長い時間がかかることが一般的です。これにより、日常生活におけるストレスが長期間にわたって発生します。しかし、ワンデイインプラント治療では、インプラントの埋入から仮歯の装着まで1日で完了し、治療中のストレスを軽減することができます。
通常のインプラント治療と同じ治療期間を要するものの、インプラント手術後の歯のない期間が存在しないため、ストレスを感じずにインプラント治療を受けることができます。
時間をかけた丁寧なカウンセリング
どの治療法を選んだとしても、メリットとデメリットが存在し、自然歯に勝るものはありません。 当院では、まずご自身の歯を最大限に保つ治療を優先し、それでもインプラント治療が必要な場合には治療に進んでいただいております。
インプラント治療に進む場合でも、精密な診断が欠かせません。患者さまの口腔内の状態や骨の状態、全身の健康状態や服薬状況などを正確に把握することが非常に重要です。
さらに、患者さまのお悩みやご質問に対しても丁寧に応じております。当院ではこのような詳細なカウンセリングを通じて、インプラント治療に対する理解を深めていただき、納得いただいた上で治療に進むよう心がけています。
充実したインプラント治療設備
インプラント治療における院内感染予防策として、当院ではインプラント用の専用オペ室を設け、手術用の自動滅菌手洗い機を設置しています。さらに、診断と手術の精度向上のためにCTスキャンとマイクロスコープも導入しております。
歯科用CT
通常のレントゲンとは異なり、歯と顎の骨の詳細な状態を正確に把握し、それらの画像を立体的な3Dに変換できます。これにより、より正確な診断が可能となり、最適な治療法を見つけるのに役立ち、治療期間の短縮にも繋がります。
マイクロスコープ
マイクロスコープは、肉眼では捉えきれない微細な詳細を20倍まで拡大して観察できます。これにより、精密で安全な治療を行うことができます。
静脈内鎮静法
静脈内鎮静法は、点滴による静脈鎮静状態で、まるで眠っているかのように痛みがない状態で治療を受けていただけます。これは、歯科治療に不安を感じる方や痛みに敏感な方、手術に対する不安がある方に適した治療法です。
患者さまの呼吸や脈拍などを確認しながら、担当医師の監視のもとで治療が行われます。全身麻酔とは異なり、完全に意識が失われるわけではなく、質問に対して反応でき、安心して治療を受けることができます。
インプラントのメリット・デメリット
メリット
- 周囲の健康な歯を削る必要がない
- 耐久性があり長期間使用できる
- 天然歯と同じような噛み心地
- 審美面でも優れているため自然な見た目
- 違和感、異物感がない
デメリット
- 治療は保険適用外
- 外科手術が必要
- 全身疾患のある方は手術対象外となる場合がある
- 術後に痛みや腫れなどの症状が出る場合がある
- 定期的なメインテナンスが必要
インプラント、ブリッジ、入れ歯の治療法比較
治療名称 |
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治療法 |
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噛み心地 |
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見た目 |
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口内の違和感 |
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外科手術 |
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健康な歯の損傷 |
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寿命 |
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保険適用 |
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インプラントの保証期間について
手術後の定期検診・メインテナンスにお越しいただく患者さまには、インプラント本体(保証期間:5年、8年、10年)と上部構造物(保証期間:5年)に対する保証を設けております。
デンタルローン
インプラント治療は自由診療で提供され、比較的高額な治療です。インプラント治療を検討されている中で、支払いについて心配やお悩みをお持ちの方が多くいます。しかし、近年、デンタルローンの利用が可能となり、高額な治療費を分割払いできるようになりました。これにより、インプラント治療も、身近な選択肢の1つとなり、無理なく支払いを行いながら自身の歯を健康に保つことができます。ぜひ、ご自身の歯の永続的な健康維持にご利用いただければと思います。
医療費控除の活用
年間で10万円以上の医療費を支払った場合、所得控除の対象となる制度があります。
治療費だけでなく通院にかかった交通費※も対象となりますので、領収書をしっかり保管してください。
※自家用車のガソリン代や駐車場代は含まれません